チワワは飼いやすい?性格・飼い方・費用まで初心者向けに徹底解説!

コラム

「チワワを飼いたいけれど、初心者でも正しくお世話できるかな」と不安に感じていませんか?

チワワは非常に飼いやすい犬種であり、初めて犬を迎える方にも最適です。

体が小さいため少ない運動量で済み、日本の住環境に非常に適している点が大きな理由として挙げられます。

この記事を読むことで、チワワの性格や具体的な飼育方法、かかる費用がすべて分かり、安心して新しい家族を迎える準備が整います。

チワワはどんな犬?性格や特徴を理解しよう


基本的な性格や特徴

  • 非常に勇敢で、自分より大きな相手にも立ち向かう気の強さを持っている。
  • 飼い主に対しては深い愛情を示し、甘えん坊な一面を見せてくれる。
  • 賢いため、信頼関係が築ければしつけもスムーズ。
  • 警戒心が強く番犬としても優秀だが、無駄吠えを防ぐために幼少期からの社会化が重要。
  • 愛情深く、常にそばにいてくれるパートナーになってくれる。

平均的な寿命や大きさ

平均寿命 12歳〜20歳
適切な管理で20年近く生きることもあります。
大きさ(体重) 1.5kg〜3kg程度(非常に小柄)
大きさ(体高) 15cm〜23cm
飼育の特徴 超小型のため、室内での飼いやすさや持ち運びの利便性が抜群です。

チワワの魅力

チワワの最大の魅力は、一言で言うと「守ってあげたくなる愛らしさ」と「頼もしいパートナー」という外見と内面のギャップにあります。

①唯一無二の「ウルウルおめめ」と「アップルヘッド」

チワワ最大の特徴であり魅力です。

  • 大きな瞳:体に対して不釣り合いなほど大きな瞳でじっと見つめられると、飼い主はメロメロになってしまいます。
  • アップルヘッド:リンゴのように丸く突き出たおでこは、人間の赤ちゃんの頭の形に近く、本能的に「可愛い、守りたい」と感じさせる効果があると言われています。

②「小さな体」に「大きなライオンの心」

チワワの性格の部分でも触れましたが、チワワはただ可愛いだけではありません。

  • 勇敢な性格:自分より大きな相手にも物怖じしない強さを持っています。
  • ギャップ萌え:外ではキリッとしているのに、家では飼い主の膝の上から離れない甘えん坊。この「ツンデレ」な性格にハマる人が続出します。

③まるで「推し活」?豊富なバリエーション

チワワは毛の長さや色の種類が非常に多く、自分の「運命の1頭」を探す楽しみがあります。

  • 毛の長さ:つるっとした「スムース」とふわふわの「ロング」で印象が全く違います。
  • 毛色(カラー):クリーム、ブラックタン、チョコタン、レッド、ホワイトなど、個性が豊かです。「マロ眉(タン)の入り方ひとつで表情が変わるのも魅力です。

④飼い主の心に寄り添う「共感力」

賢いチワワは、飼い主の感情を読み取るのが非常に上手です。

  • 飼い主が落ち込んでいると、そっと寄り添って慰めてくれる優しさがあります。「言葉が通じている気がする」と感じる飼い主さんが多いのもチワワの特徴です。

一人暮らしや共働きでもチワワは飼える?

結論から言うと、一人暮らしや共働きでも、チワワを飼うことは十分可能です。むしろ、日本の在宅事情やライフスタイルにおいて、忙しい飼い主さんにこそ向いている犬種と言われることも多いです。

ただし、「子犬の時期」と「環境づくり」には特別な注意が必要です。


飼える理由

長時間の睡眠 お留守番向き
1日12〜15時間は寝て過ごします。ひとりの時間は大半を眠って過ごせるため、寂しがらせる心配が少なめです。
室内トイレ 忙しい方に最適
室内で排泄ができるようにしつければ、外でのトイレ散歩が必須になりません。残業で帰りが遅くなっても安心です。
適度な運動量 負担が少ない
室内での遊びや、帰宅後の短い散歩で満足してくれるため、忙しい日々でも無理なく共生できます。

リアルな課題と対策

【最重要】子犬の低血糖症(ていけっとうしょう)

  • リスク:生後3ヶ月~4ヶ月くらいまでの子犬は、長時間空腹が続くと「低血糖症」で倒れてしまうリスクがあります。
  • 対策:フルタイムで家を空ける場合は、「自動給餌器(タイマーでフードが出る機械)」を使うか、少し月齢が進んだ(生後5ヶ月~6ヶ月以降の)体力のある子を迎えるのがおすすめです。

徹底した温度管理

  • リスク:暑さにも寒さにも弱いです。
  • 対策:夏と冬は、エアコンを24時間つけっぱなしにする覚悟が必要です(最近のエアコンはつけっぱなしでも電気代はそこまで高くなりません)。

お留守番の環境(事故防止)

  • リスク:誤飲や骨折などの事故
  • 対策:留守中は部屋に放し飼いにせず、「サークル(ゲージ)」に入れておくのが基本です。これは「閉じ込める」のではなく「安全なテリトリーで守る」という意味があります。

【成功の秘訣は3つ】

①お留守番は「サークル」という個室で安全に。

②エアコンは「必要経費」と割り切る。

③帰宅したら、時間は短くても「しっかりと愛情」を注ぐ。

ずっと一緒にいられなくても、帰ってきた時の「おかえり!」の全力の喜びは、仕事の疲れを吹き飛ばしてくれますよ。

⚠️ 低血糖症の疑いがあるサイン
ぐったりして元気がなく、寝てばかりいる
呼びかけても反応が薄い、ぼーっとしている
足元がふらついている、まっすぐ歩けない
体が冷たくなっている
(重症時)痙攣(けいれん)や失神

チワワの飼い方・しつけ・お手入れ


【環境・飼い方】小さな命を守る衣食住

チワワは「体が小さい」「寒さに弱い」という特性を最優先に考えます。

温度管理(エアコンは命綱)

  • メキシコ原産のため、寒さが大の苦手。
  • 冬:暖房+ペットヒーターで保温。
  • 夏:熱中症リスクが高いため、お留守番中も冷房(25度~26度目安)は必須です。

床の滑り止め(パテラ予防)

  • チワワは膝のお皿が外れる「膝蓋骨脱臼(パテラ)」になりやすいです。
  • フローリングはNG。コルクマットやカーペットを敷き、ソファーにはスロープ(階段)をつけてジャンプさせないようにします。

食事(少食だけどグルメ?悩み対策と管理法)

チワワの食事管理で最も大切なのは、「食べてくれない(偏食)」と「食べ過ぎ(肥満)」のバランスです。

◯基本の回数と量

回数 子犬(〜半年):1日3〜4回
※低血糖症予防のため小分けに与えます
成犬:1日2回(朝・夕)
量の調整
(便の状態)
【多すぎ】 便が柔らかい → 少し減らす
【適量】 適度な硬さ → 維持
【少なすぎ】 便が硬い → 少し増やす

◯よくある悩み:ご飯を食べてくれない(食べムラ)

チワワは非常に賢く、味に敏感な「グルメ」な子が多いです。

  • 原因:「これを残せば、もっと美味しいおやつが出てくる」と学習している可能性があります。
  • 対策(15分ルール):ご飯を出して15分食べなかったら、心を鬼にして下げます。「今食べないと次の食事まで何もない」と学習させることが、偏食を直す近道です。
  • 工夫:電子レンジで数秒温めて匂いを立たせたり、ぬるま湯でふやかしたりすると食いつきがよくなることがあります。

◯命に関わる注意点:肥満

体が小さいため、たった100gの体重増加でも、人間で言えば数キロ太ったのと同じ負担が関節や心臓にかかります。

  • おやつ:1日の総カロリーの10%以内に抑えます。チワワにとっての「ボーロ1粒」は人間にとってのクッキー1枚以上の感覚です。小さく割って与えましょう。

散歩(距離よりも「質」と「安全」)

「チワワに散歩は必要ない」説もありますが、社会化とストレス解消のために絶対に必要です。ただし、大型犬とは目的が違います。

◯適切な時間と頻度

頻度・時間 1日 1〜2回(1回 15〜20分程度)
距離 1km以内
散歩の目的 運動よりも、外の空気を吸ったり匂いを嗅いだりする「リフレッシュ」がメインです。
アドバイス 社会化やストレス解消に役立ちますが、雨の日や体調が悪い日は無理をさせず、安全を優先しましょう。

◯絶対ルール:首輪ではなく「ハーネス」を使う

チワワは喉の気管が弱く、変形して呼吸が苦しくなる「気管虚脱(きかんきょだつ)」という病気になりやすいです。

・首輪の危険性:散歩中にグイッと引っ張ると、首にダイレクトに負担がかかり、気管を潰してしまう恐れがあります。

・ハーネス推奨:胴体で支える「ハーネス(胴輪)」、特に体に優しいベストタイプやメガネ型を使うのが鉄則です。

◯季節の注意点(地面の近さ)

チワワは地面との距離が非常に近いため、地面からの熱や冷気をモロに受けます。

・夏:アスファルトの照り返しで、人間よりも体感温度が数度高いです。早朝か日が沈んだ後に散歩します。

・冬:寒さで動かなくなることがあります。防寒着(服)はオシャレではなく「防具」として着させてあげてください。


【しつけ】愛犬を「無機質な暴君」にしないために

「チワワ=よく吠える」というイメージは、生まれつきではなく、社会化不足や甘やかしが原因のことが多いです。

社会化(「怖い」を減らす)

  • 生後3ヶ月~半年が勝負です。抱っこの散歩で「車の音」「チャイムの音」を聞かせ、「怖くないよ」と教えます。これが将来の無駄吠え防止になります。

甘やかしすぎない(自立心を育てる)

  • 要求吠え(おやつ欲しい、抱っこして)に応じ続けると、「吠えれば言うことを聞く」と学習します。時には無視をして、「静かにしていると良いことがある」と教えます。

クレート(ハウス)トレーニング

  • 「ハウス」と言えばゲージに入る練習です。来客時や災害時、通院時に愛犬を守る避難場所になります。

【お手入れ】健康寿命を伸ばす7大ケア

サロン任せにせず、自宅でケアができるようになると、病気の早期発見につながります。

アイケア(涙やけ)

  • 目が大きく飛び出ているため、ゴミが入りやすく涙が出やすいです。放置すると目の下の毛が茶色くなる「涙やけ」になります。毎日コットンで優しく拭きます。

デンタルケア(歯磨き)

  • 最重要です。口が小さく歯が密集しているため、歯石がつきやすいです。3歳以上のチワワの多くが歯周病予備軍と言われます。歯周病は心臓病のリスクも上げるため、毎日の歯磨き(またはシート拭き)を目指します。

ブラッシング

  • ロング:毛玉防止のため毎日~2日に1回。
  • スムース:マッサージも兼ねて週2回程度。皮膚の血行を良くします。

耳掃除(垂れ耳の子は特に注意)

チワワは立ち耳で通気性が良いですが、シャンプー後に湿気が残ったり、耳ダニがいると黒い耳垢が溜まります。

・注意点:人間用の綿棒を耳の奥に突っ込むのは危険です(傷ついたり、汚れを奥に押し込んでしまいます)。洗浄液(イヤークリーナー)を含ませたコットンで、見える範囲を優しく拭き取るだけで十分です。

爪切り・足裏バリカン

  • 爪が伸びると関節に負担がかかります。また、肉球の間の毛が伸びると滑りやすくなるため、定期的にカットします。

肛門腺(こうもんせん)絞り

犬のお尻には青い袋(肛門嚢:こうもんのう)がありますが、大型犬と違ってチワワのような小型犬は、排泄と一緒に自然に出す力が弱い子が多いです。

  • サイン:お尻を床にこすりつけるようにズリズリ歩く(「お尻歩き」や「スクーティング」と言います)。
  • リスク:溜まりすぎると破裂して出血することがあります。
  • コツ:難しい場合は無理せず、トリミングサロンや動物病院でやってもらうのが一番安全です(500円~1000円程度でやってくれます)。

シャンプー

チワワのシャンプーで一番大切なのは、汚れを落とすことよりも「風邪をひかせないこと」と「怖がらせないこと」です。

◯デビューは「ワクチンが終わってから」

子犬を迎えてすぐに洗いたくなりますが、生後3ヶ月頃(2回目~3回目のワクチン接種から1週間~2週間後までは我慢です。

  • それまでは、濡れタオルで拭くか、「ドライシャンプー(泡タイプ)」で汚れを落とす程度にします。免疫力が低い時期に濡らすと、体調を崩す原因になります。

◯「泉門(ペコ)」には要注意!

チワワの多くは、頭蓋骨のてっぺんが完全に閉じておらず、「泉門(せんもん)」または「モレラ(ペコ)」と呼ばれる柔らかい部分があります。

  • 人間の赤ちゃんと同じでデリケートです。頭を洗う時は、ゴシゴシこすらず、指の腹で優しく撫でるように洗ってください。

◯「ドライヤー」が命!

体が小さいチワワは、濡れるとすぐに体温が奪われます。

  • 洗う時間は短く(10分以内が理想)。
  • タオルで水分を限界まで吸い取る。
  • ドライヤーの風邪は「熱すぎず、冷たすぎず」。自分の手に風を当てて「温かい」と感じる距離をキープします。
  • 生乾きは厳禁です(皮膚病や、毛が濡れたままの冷えによる風邪の原因になります)。

チワワの健康を守る!お手入れ頻度リスト

毎日
涙やけケア
湿ったコットンで優しく拭き取ります。
※濡れたままにしない(雑菌繁殖の原因)
毎日
歯磨き
最低でも3日に1回は必須。
歯ブラシが難しければ、まずは「歯磨きシート」や「ガーゼ」から慣らしましょう。
毎日〜
ブラッシング
ロング:毎日〜2日に1回(毛玉防止)
スムース:週2〜3回(マッサージ効果)
皮膚の異常(しこりや湿疹)がないかチェック!
2週に1回
耳掃除
イヤークリーナーを含ませたコットンで、見える範囲だけ拭き取ります。
※綿棒を奥に入れるのは危険です
月1回
爪切り
フローリングで「カチャカチャ」音がしたら伸びすぎの合図。
関節を守るために短く保ちます。
月1回
肛門腺絞り
お尻歩きをしていたら溜まっているサイン。
シャンプーのついでに行うのがおすすめです。
(難しい場合はサロンで500円程度で頼めます)
月1回
シャンプー
洗いすぎは皮膚の乾燥を招くので月1回程度に。
※湯冷め厳禁!ドライヤーで完璧に乾かすこと。

チワワのかかりやすい病気と対策

チワワ特有の体質から、注意すべき病気がいくつか存在します。

病名主な症状対策・予防
膝蓋骨脱臼(パテラ)
(しつがいこつだっきゅう)
足を浮かせて歩く、スキップのような動作滑り止めのマットを敷く、段差をなくす
水頭症(すいとうしょう)活動の低下、けいれん、歩行障害定期的な健診、頭部への衝撃を避ける
僧帽弁閉鎖不全症
(そうぼうべんへいさふぜんしょう)
咳が出る、疲れやすくなる塩分を控えた食事、定期的な心エコー検査
低血糖症(ていけっとうしょう)ぐったりする、震え、意識障害食事回数の調整、空腹時間を長くしない

早期発見・早期治療が非常に重要ですので、少しでも様子がおかしいと感じたらすぐに動物病院を受診してください。

チワワにかかる飼育費用の目安

命を預かる以上、経済的な準備は欠かせません。

どの程度の予算が必要になるか、事前にシミュレーションしておきましょう。


迎える際にかかる初期費用

生体価格 20万円〜50万円
※毛色や血統により変動します。
飼育グッズ
(必需品)
お迎え時までに用意しておきたいセットです。
  • 住環境:ケージ、サークル、ベッド
  • 生活用品:トイレ、食器、キャリーバッグ
  • 遊び・ケア:おもちゃ(噛む玩具など)
医療・登録 混合ワクチン、狂犬病予防接種、畜犬登録費用
初期費用
総額の目安
30万円〜60万円程度
(生体価格 + グッズ・医療費の合計)
去勢・避妊
(任意)
+ 3万円〜5万円
※手術を検討する場合の追加費用です。

生活環境を整えるための出費を最初にしっかりと確保しておくことが大切です。


年間にかかる費用の目安

年間維持費
(目安)
約10万円〜15万円
※病気やケガの治療費は含みません。
基本的な内訳
(必須費用)
  • 消耗品:ドッグフード、トイレシート
  • 医療費:年1回のワクチン・健康診断、フィラリア予防薬
プラスαの
出費
環境や方針によって変わる費用です。
  • 光熱費:寒さに弱いため、冬場はエアコン代がかかります。
  • 美容代:トリミング(セルフなら節約可)
  • 保険:万が一に備えるペット保険(任意)

まとめ

チワワは、その小ささと愛情深い性格から、現代のライフスタイルに非常にマッチした飼いやすい犬種です。

適切な食事や散歩、日常的なケアを怠らず、しっかりとしたしつけを行うことで、最高に素晴らしいパートナーとなってくれます。

一方で、寒さへの対策や骨の弱さ、病気に対する知識など、飼い主として守るべき責任があることも忘れてはいけません。

この記事で紹介したポイントを一つずつ実践していけば、初心者の方でも自信を持ってチワワとの生活をスタートできます。

さあ、魅力たっぷりのチワワと一緒に、新しい彩りのある毎日を歩み始めましょう。

著者:Yosuke Toriyama